頑張った正木山トレイルラン2017


週末は雨という天気予報が一時は出ていて心配していたのです が、幸いなことに曇り空でした。
正木山トレイルラン大会。今年もロングの部26.1kmに参加してきま した。
制限時間は4時間20分で、3つの山を上り下りして、累積標高差 は1000mちょっと。
今年で3回目の参加。

   ***

サントピアという公営施設が大会会場で、スタートして始めの2km ほどは山里の道を走ります。
半袖シャツでちょうど良い季候で、かすかに吹く風が少しひんやり としています。
みんな始めから早いなあ。ということで、文字通りの最後尾をのん びりと走ります。

この大会では最終走者にはボランティア・ランナーがついて走って くれます。
山の中では、最終走者にアクシデントが起きても誰かが付いてな いと気づけません。そのための備えなのでしょう。
で、今のところはその最終ランナーであるわけだ、私が(笑)。

そしていよいよ急勾配の山道に入ります。そのころまでには5人ほ どを抜かしていました。
300mほど上って古代山城の荒平城跡へ。
さらにそこから500mの正木山頂上を目指します。

今日は雨が上がっていたのですが、昨日までは小雨が続いてい たので、山道はぬかるんでいました。
赤土の斜面では泥が滑って足の踏ん張りが効きません。これは 消耗するなあ。
雨水が流れ落ちたような斜面は1人しか通れない狭さです。
それでも前の人に追いつくと、足音で気づいて道を譲ってくれま す。
すみません、右側通りま〜す。少しずつ交わしていきます。

   :::***

正木山の頂上をすぎると、今度は下り。
泥で滑る滑る。油断をすると尻餅をつきそうになります。
実は私は下りが苦手です。
若い人のようにリズミカルに下りを走り降りることができません。ど うしてもへっぴり腰になってしまいます。怖い怖い。

少し平らなところまで降りてきて、8km地点で初めてのエイドがあり ました。
水分補給をして、滴り落ちている汗で失った塩分を梅干しで補い ます。ついでにバナナもいただいて、と。

さて、ここからは今度は古代山城のあった400mぐらいの鬼の身山 へ。
その頂上で距離は12〜3kmぐらいでしょうか。
上り勾配の加減がありますから、距離だけではなんとも言えない のですが、時間もちょうど2時間ぐらい。
まあ、こんなものか。

そこからいったん駆け下りて、正木山の裾の方を越えます。
上り坂を歩きながら、持参していたエネルギー・タブレットをがりが りと食べます

   ***

18kmぐらいでエイド。また水分補給をして、梅干しを食べて・・・。
ここまで来れば、あとは何とかなるだろうという安堵感となります。

そしてここからの2kmぐらいは舗装された道を駆け下ります。
ここは桜の名所でもある大野街道です。花見に来ている一般の方 がたくさんいます。
次々に走り降りてくるランナーを、この人たちは何をしているん だ?と眺めて、応援もしてくれます。
道の片側には桜並木が続いていて、去年の大会ではもう散ってし まっていたのですが、今年はちょうど満開でした。
目を転じると、道の右手は深い谷になっていて、その向こうの山に は一面の山桜が白く咲いています。これもきれいです。

残り4.6km地点で最後のエイドとなります。
次は沢登り道。谷川の傍らの道をよじ登るのですが、ここも泥で滑 りやすくなっていました。
う〜ん、太股の踏ん張りが効かなくなってきたなあ。

200mぐらい上って、やっとあとは下りを残すばかりとなりました。
道も泥道から砂利道となり、疲れた足でもなんとか走れます。

実は2年前に初めて参加したときは、完走タイムは4時間15分と、 制限の5分前のゴールで私のうしろには5人ぐらいしかいませんで した。
昨年は4時間3分と、10分あまり短縮して、後ろにも大分の方がい るようになっていました。
そして今年。こうなれば、なんとか4時間を切れないかな、という秘 かな欲も出てきます(苦笑)。
いやいや、本当にこのペースで最後まで歩かなければ、何とかな りそうだぞ。

ということで、3時間55分でのゴールでした。
1年ごとの加齢を考えれば、よくやったと自我自賛。
あとでチェックしてみたとところ、私の後ろには60人あまりの方が いました。うん、よくやった。

参加賞に付いていた無料券でサントピアの大浴場に入り、帰途に は辛さをきかせた担々麺を食べました。
ぐったりと帰宅しました。



トップへ
戻る
前へ
次へ