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第1回の岡山マラソンが開催されました。
心配されていた雨にはならず、気温も20度前後とマラソンには絶
好の天気でした。
フル・マラソンの部には約14,000人が参加。もちろん、中国地方・
四国地方では最大規模の大会となりました。
会場は岡山駅から2kmほどの県立岡山運動公園。
申告予想タイムを遅めにしていたので後方のDブロックの最後尾
からのスタート。
というのも、会場内のトイレが少なく、列に並んでいたのですが、こ
れは間に合わなくなると我慢してあわててスタート地点に駆けつ
けたのです(苦笑)。
制限時間は6時間。
何カ所かの関門もありますが、そのあたりはまあ心配ないだろう
と、あまりチェックもせずに走り始めます。
1キロ7分で最後まで刻めれば5時間切りが狙えることになります
が、加齢と共に落ちてきた走力、体力では、後半はそうもいかない
でしょう。
で、5時間10分というところが無理のない目標です。自分に甘いな
あ。
***
スタートして山陽本線を越える陸橋を渡り、桃太郎大通りを駅前
へ。そこからは市役所の方へむかいます。
最初の1キロは7分を少し切るぐらい。あのスタート直後の混雑を
考えれば、かなり頑張っています。
片側3車線を交通規制しての市街地コースは、道の真ん中を市電
が走っており、お客さんが窓からのぞいています。
どのあたりでトイレを済ませようかときょろきょろ。
比較的に待ち列の短い場所を見つけて、8km地点でトイレへ。
ここで3分ぐらいのロス。でも、これで心置きなく走れます。
遅れを取り戻そうと、キロ6分半にあげて、10km地点は計算通りの
1時間10分でした。
15km手前から20kmすぎまでの6kmあまりの区間は折り返しになっ
ています。
本当は息子も一緒に走る予定だったのですが、風邪を引いて熱も
あるということでDNSとなっています。
もし走っていれば、必死にすれ違うランナーを見ているところでし
た。
(彼の初フル・マラソンは一緒に走りました。先輩風を吹かしてい
ろいろと心配したりもしたのですが、終わってみればちゃっかりと
サブ・フォーで走っていました。)
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第1回大会ということで、エイドにもかなり力が入っています。
17kmのエイドからは水分のほかにバナナや塩分チャージ・タブレ
ットがありました。
さらに、岡山名物の瀬戸大橋まんじゅうが置いてあるエイド、きび
だんごが置いてあるエイドなど。
もちろん、ほとんどすべてを美味しくいただきました。
沿道の応援もかなりのものです。
ほとんど人がとぎれることはありません。
それに、高校の軽音楽部の演奏や、和太鼓、岡山大学応援団の
エール、岡山名物のうらじゃ(鬼のことです)踊り、などなど。
どこかを通りかかったときに演奏してくれていたのは、「ロッキーの
テーマ」。
思わず、握り拳を突き上げて、エイドリア〜ン!と叫びたくなりまし
た(笑)。
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コースもほとんどが平坦なことが嬉しいところです。
そのためにペースもそれほど落ちることもなく、30km地点が3時間
31分。
おお、頑張っているなあ。これは本当に5時間切りが狙えてしまう
ぞ。
さて、ここで旭川にかかる岡南大橋越え。
17mの勾配を上らなければならない。たまらず、ついに上りの数百
メートルを歩いてしまいました(汗)。
橋の上からの眺めは素晴らしく、風も心地よかったのですが。
橋を越えての31kmに噂のラーメン・エイド。
コース横の公園で、なんとミニ小豆島ラーメンを振る舞ってくれる
のです。
しかし、かなりの待ちの行列ができています。
さあ、5時間切りタイムを狙うか、気楽にラーメンを楽しむか。どっ
ちだ?
で、迷うことなくラーメンを食べることにして、列に並びます。(二者
択一では、必ず安易な方向に流れる私です。)
疲れた身体に味噌味の塩分がしみわたるなあ。
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ここからはのどかな風景の旭川の堤防道を北へ、北へ、市街地
の方へ戻ります。
しかし、ラーメン休憩でのロス・タイムを取り返す気力はすでにあり
ません。
もちろん疲れもたまってきて、30kmから35kmでは40分あまりがか
かってしまいました。
次第に市街地となり、岡山城が見え始め、日本三大名園の一つ
である後楽園の傍らを走ります。
このあたりは並木がきれいなところです。竹久夢二美術館の前を
通り、最終関門を通過。しかし、ペースはキロ8分にダウンしていま
す。
ということで、40km地点ではすでに4時間50分を超えていました。
あ〜あ。
沿道の応援がどんどんと増えています。
ラストスパートをかけることもなく、淡々と(よれよれと)運動公園の
グラウンドを半周してゴールしました。
結果は5時間9分でした。う〜む、こんなものか。
***
完走メダルは1個1個手作りの備前焼です。付いている紐は真田
紐という懲りようでした。
着がえて体育館から出たところで、以前一緒に仕事をしていた女
性に声をかけられました。お疲れ様でした。
しまった、地元の大会ということを忘れていた。私の顔を知ってい
る人がたくさん応援に来ていたんだっ!
ゴール付近だけでももう少し余裕を見せた表情で走ればよかっ
た・・・(汗)。
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