福山マラソン 2005


去年に続いて2回目の「ふくやまマラソン」です。
福山から鞆へ向かう途中の芦田川の堤防を走る大会で、
我が家からは、高速道路を使えば1時間足らずで行けます。

地域に密着した感じの大会で、いろいろなブースが並んだり、フリ ーマーケットをしたりもしています。
種目もウォーキングから始まり、3km、5km、10km、ハーフとありま す。
圧倒的にウォーキングの参加者が多く、ハーフの参加者は400人 ぐらいでしょうか。

それほど寒くはありません。
迷ったあげくにホノルル・ロゴ入りのロンTの下にタンクトップを1枚 着込みました。
走りはじめてみると結構暑くなり、これは敗着でした。 
同じハーフのコースを車椅子ランナーも走ります。
車椅子が1分前にスタートしますが、あっという間に行ってしまいま した。

今年はスタート地点が変わっていて運動場のトラックからでした。
500mぐらい走ってから、去年のスタート地点を通過しました。あれ っ、コースが去年より500メートルぐらい長くなったんじゃないの?

コースは、芦田川にかかった2つの橋を渡りながら、その間の堤 防道を2往復します。
そのあと、川を離れて郊外の丘陵地帯のようなところを行って帰っ てきます。

昨年は途中に全く距離表示がなく、あったのは最後の「残り 3km」、これ1つだけでした。
ペースが全く判らず、これは困りました。
今年は5km毎の表示がありました。
この大会の制限時間は2時間15分、一応、関門もありますが、コ ースに高低差はそれほどありませんから、関門は気にしなくて良 さそうです。 
去年は川風が強く、西岸では向かい風、東岸では追い風と、橋を 渡るたびに極端に変わりましたが、今年は穏やかでほとんど気に なりませんでした。
川岸の堤防道なので、応援はほとんどありません。みな、黙々と 走ります。

川の両岸を周回しますから、先行している車椅子のランナーがま た抜かしていきます。
先導車がないために車椅子のランナー自らが「左側通りま〜す」 と叫びながらやってきます。
走っているのはそれほど大人数ではありませんから、道の真ん中 でコースを分けておいてあげればよいのに、と思ってしまいます。

2周目の橋の上で、遅くにスタートした5kmコースの人たちと一緒に なりました。
子ども達の早いこと。それにひきかえ、後ろのほうの人たちは、す でにへろへろになっていて、ハーフの我々と早さが一緒でした。
初めて5kmの大会に出たころを思い出します。そういえば、あの頃 は5kmを走り通すだけで私にとっては大変な快挙でした(笑)。 
14km地点からは芦田川を離れ、郊外の工場地帯のようなところを 往復します。
途中に丘陵を一つ超えます。これが辛いの何の。おまけに向かい 風です(泣)。

坂道の途中で、先日の矢掛本陣マラソンでも会った若い男性2人 組に追いつきました。
岡山国体の関係者らしく、そのロゴの入った目立つTシャツを着て いるのですぐに判ります。
だいたい同じぐらいのスピードですから、前回同様に数キロを併走 します。
私も同じ衣装でしたから向こうも判ったらしく、しばらく、なにくそと いう感じで、デッドヒートを繰り広げました(笑)。
矢掛では振り切られましたが、今回はなんとか振り切りました。

折り返しです。前から三分の二ぐらいの位置でしょうか、このところ いつもこれぐらいの位置です。
すれ違う後続ランナーを見て、競り合って抜いてきた人たちの位 置を確認します。おお、あの人は今はこんな位置か、とか。
抜かれた人のことはあまり頭にありません。いい気なものです。 
帰りの坂の頂上に近づきました。
最後の車椅子ランナーがやっとの事で頂上にたどり着こうとして います。
腕の力だけですから、上り坂は本当に大変そうです。
と、思っていたら、頂上をすぎた途端に車椅子はすごいスピードで 坂を下っていってしまいました。あれ、いいなあ。

残り1km地点ですでに1時間47分です。こりゃいかん。

結局、ゴールタイムは昨年より3分遅い1時間53分でした。
ただ、去年のコースは、これは絶対にハーフより短いんじゃない の、という感じでしたから、公認コースの丸亀ハーフマラソンとほぼ 同じ今回のタイムが、私の力量なのでしょう。

この大会はゼッケン番号の抽選で記念品がかなり沢山の人に当 たります。でも、私は何も当たりませんでした。
穏やかな風に吹かれながら、出店の肉うどんを美味しく食べまし た。



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