正木山トレイル・ラン 2016


正木山トレイル・ランを走って(歩いて?)きました。 
参加したのは26.1kmのロング・コース。制限時間は4時間20分。 

昨年は、前半は”最終走者”のゼッケンを付けたボランティア・ラン ナーと一緒でした。 
(山道での事故があるといけないので、ちゃんと最終ランナーは見 張りが付いてくれるのです 苦笑) 
これではいかんだろうと、後半は必死に頑張って5人ぐらいを抜い て、制限時間の5分前にへとへとででゴールしたのでした。 

さて、今年は・・・。 

   ***

ロング・コースの参加者は250人ぐらいでした。 
スタートしてしばらく3kmほど普通の道路を走ります。 
ここで早くも後から10番目ぐらい。とほほ。でも最後じゃないぞ。 

そこから人ひとりが通れる山道に入り、260mを上がります。 
急斜面なので、太股の負担を軽くしようと、手を添えて一歩一歩上 ります。どこまで続くんだ・・・。 

ややなだらかな細い山道となり、走り始めます。 
5km通過が45分ぐらい。 
自分では頑張っているつもりなのに、前にも後ろにも木立の隙間 にひとりの姿が見えるだけ。みんな、早いなあ。 

   ***

さて、いよいよ正木山への上り。450mの頂上を目指します。 
ここも、どこまで続くんだ、という上り。ところどころでは木組みの階 段も作られています。やれやれ。 
今年嬉しかったのは、曇り空で陽が照らなかったこと。それに微風 が吹いていたこと。これにはずいぶん助けられました。 

正木山の頂上をすぎると、今度は250mを駆け下ります。 
といっても、急斜面で足を滑らせるのが怖いのでへっぴり腰で す。 
太股への負担も大きいよなあ。下りがまったく嬉しくありません(苦 笑)。 

さて下ったら次は140mの上りです。 
鬼の身城という古代の山城があったところへ上り、そこが中間地 点のチェック・ポイントです。 

軽自動車が通れるぐらいの道も通じているようで、ここはエイドに もなっています。 
水をもらい、バナナを食べ、梅干しを食べます。 
そこで去年は最終ランナー争いをしたおじさんや、お姉さん2人組 と会いました。 
おじさん曰く、やっぱり似たような顔ぶれになるんだねえ(笑)。 
でも、今年は最終ランナーは未だ後の方ですよ。 

   ***

一度100mほど下ってから、今度は反対側からの二度目の正木山 上りです。 
二回も上らなくてもいいんだけれどなあ。 
こちら側からの山道は水が流れた後が深くえぐられていて、かなり 足もとに注意をしなくてはなりません。 

正木山頂上をすぎてしばらく下ると、大野街道に出ます。 
ここは舗装道路です。そして桜の名所なのです。ただ満開の時期 は過ぎていて、残っている花は半分もなかったのは残念でした。 

正木山から300m下ってから、ふたたび山道に入り、最後の150m 上りです。 
もう疲労困憊。 
15kmや20kmの表示もあったはずなのですが、まったく気にしてい ないせいか、時間もチェックしないままでした。 
大分途中で追い抜きもしたし、制限時間には去年よりは余裕があ るはずです。 

頂上をすぎて、金比羅道という少し太い道に出ました。 
道案内の係員の方がいて、確認すると、は〜い、あとは下りだけ だよ、との嬉しい言葉。 
小石でごろごろした道ですが、ゆるやかな下りなので、なんとか走 れます。 
最後まで足が持ったなあ。 

   ***

結局今年は最終走者の方には一度も遭遇せずにゴールできまし た。 
なんとタイムも昨年より15分近く縮めました。お見事! 立派! 
あとで確認すると、順位は後から20番目ぐらいでした。 

やれやれと汗を拭いて着がえて、よろよろと引き上げかけたとき に、例の去年の最終ランナー争いのおじさんがやって来ました。 
曰く、おたく、今年は早かったねえ、4時間切ったのじゃないの? 
いやいや、サブ・フォーには3分たりませんでした。 

フル・マラソンじゃあるまいし、なんという会話だ(笑) 



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