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高槻シティハーフ・マラソンに参加してきた。
初めてのこの大会は、陸上競技場からスタートして淀川にそって
往復してくる。
この日の最高気温は8度ぐらいとのことだった。
何を着て走ろうかと迷ったのだが、タンクトップの防寒用ランニン
グ・シャツにロングTシャツの重ね着。それに軽量薄手のウインド・
ブレーカーをはおった。
下はランニング・タイツにジョギング・パンツの重ねばき。
他のランナーを見ても、みんな同じような服装だった。
***
無料の甘酒をいただいてから10時20分にスタート。
ハーフマラソンは4800人の参加とのこと。
後ろの方からスタートしたので、周りもゆっくり目の人ばかり。
市街地の車走行を妨げないようにということなのか、住宅地のあ
いだの細い道を何回も曲がりながら走る。
かなりの渋滞。で、始めの1kmは9分近くかかってしまった。これは
いくらなんでも遅すぎでしょ。
幹線道路や新幹線の下は、一度さがってくぐり抜けるような道。ま
たまた渋滞する。ま、急ぐ訳じゃないし、いいか。
走りはじめると身体が温まってきて、羽織っていたウインド・ブレー
カーは脱いで腰に巻きつけた。(荷物になっただけかと思ったが、
これは、あとで大いに活躍してくれた。)
毛糸の手袋もしていたのだが、これも汗ばんできたのでそれぞれ
パンツの左右のポケットにつっこんだ。(しかし、これはあとで致命
的な誤りに・・・。)
4km過ぎから淀川の堤防に出る。
幸い今日は川風が弱く、曇り空で気温が上がらない割にはおだや
かな天気だった。
堤防の道なので沿道の応援はほとんどなし。
これは淀川マラソンとか加古川マラソンとか、古くからある堤防道
を利用して開催されているマラソン大会ではどこも同じよう。
そのあたりは最近の大都市の街中を走らせてくれるマラソン大会
とは大きく違うところ。
手がまた冷たくなってきた。
そこでポケットから手袋を出してはめようとすると・・・、あれ、左手
の手袋がない。
ポケットに入れるときに中途半端につっこんだのでどこかで落とし
てしまったのだろう。
これは困った。
ということで、右手だけ手袋をする。
しばらくしたら、その右手手袋を無理矢理に左手にはめる。暖か
い。
こうして片手だけの手袋を交互に左右にはめて手を温めた。
なんか、滑稽。でも、当人は大真面目の窮余の策(苦笑)。
***
給水は4カ所。給食のエイドは7km過ぎの1カ所だけだった。
一口カステラとチョコレートがあったので、カステラをもらう。甘み
が元気を生みだしてくれるよう。
この給食エイドは少し位置をずらして、往復で使える場所にしてく
れたら好かったのに、と思えた。
このあたりで、この寒空の下でタンクトップで走っているお姉さん
に抜かれた。えっ、この寒さの中でタンクトップ?
実業団の選手だってアーム・ウォーマーをつける天気だぜ。
なにくそ、とそのお姉さんを追って自分なりにペースアップ(笑)。
10km過ぎで折り返しとなり、コースはループ状になっていてしばら
くは堤防下の住宅街を抜けて走る。
このあたりではタンクトップのお姉さんは抜いてしまっていた。
中間点通過が1時間5分あまり。あのお姉さんのおかげで、ずる
ずると失速していたのを食い止めることができたなあ。
でも、もうこれ以上のペースアップは無理。もういっぱいいっぱい。
公民館前の広場のようなところでは和太鼓を並べての、どんど
こ、どんどこ、景気づけの応援があった。
こういった単調で力強いリズムの応援は、疲れた身体にはなによ
りの特効薬になる。嬉しい。
***
13kmあたりからはふたたび堤防道に戻ってくる。
少し吹き始めた川風が汗をかいた身体に冷たい。前を行くランナ
ーを風よけにして走ろうかなとも思うのだが、誰とも速さが合わな
い。
仕方がない、風の中を行くぜ。
手は冷たい。また手袋をはきかえて、と。
18kmあたりからは淀川を離れて市街地に戻ってくる。新幹線の下
をくぐり、大通りの下をくぐり・・・。
このあたりに最終関門があったのだが、制限時間の30分前ぐらい
には通過できていた。よし、よし(しかし、ハーフ・マラソンで関門を
気にする年齢になってしまったか・・・)。
20km地点ではすでに2時間近い時間になっていた。う〜ん、あとど
れぐらい頑張れるか。
ほとんど歩いているような人をよろよろと交わして、2時間11分でゴ
ール!
せめて2時間10分ではゴールしたいと思っていたのだが、残念。
***
60歳以上男子の部では430人中の245位だった。まあ、こんなもの
か。70歳以上の人は何人ぐらいいたのだろう?
ゴール地点はスタート地点からは500mぐらい離れた中学校まえだ
った。
そこからはみんなぞろぞろと歩いて戻る。
走り終わって身体が冷えてくる。で、腰に巻いていたウインド・ブレ
ーカーを着込む。これは暖かい。役にたったなあ。
着替えをして、広場の出店で暖かくて甘いぜんざいを食べる。こ
れはたまらん美味しさだな。
高槻駅前にシャトルバスで戻り、焼きそばとビールの遅い昼食後
に天然温泉につかった。
う〜、極楽、極楽。
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