今度は全コースを、京都マラソン2019


今年度は大都市マラソンの抽選によく当たっています。
で、これも当選した京都マラソンのために妻とふたりで京都へ。
平安神宮近くの都メッセで前日受付を済ませて、次男が予約をし ておいてくれた烏丸御池の店へ向かいます。
今回は松山に住んでいる長男も抽選に当たっていて、店で落ち合 いました。
次男一家もやってきて、総勢7人で個室でわいわいと楽しく夕食を 取りました。
サブフォー狙いの長男はアルコール断ちをしていましたが、お気 楽ランナーの私はビールを飲み、妻が飲んでいた京都のお酒もも らい、ふー、よく食べたし、よく飲んだ、という感じでした。
近くのホテルへ宿を取った長男と別れて、我々夫婦は高野の次男 のマンションへ泊めてもらいました。

さて翌朝、車で四条河原町まで送ってもらい、阪急で西京極競技 場へ。車内はランナーばかりでした。
京都マラソンは5年ほど前に、次男と一緒にペア・マラソンに出た ことがあるので、会場の大体の様子は分かります。
心配していたほどの寒さではなく、気温は9度、風はほとんどあり ませんでした。
長袖の上に大阪マラソンのTシャツを重ね着で、ちょうどよい感じ でした。

9時スタート。
私はJグループでサブ・グランドに整列。
そこからメイン・グランドに入り、スタート・ライン通過は号砲の8分 後でした。

五条通から四条通の西の方を走って5km地点で桂川にぶつかり、 そこからは嵐山の渡月橋まで上ります。
おおよそ1km6分半ぐらいのペースで走っています。
昨年秋に2週続けて走った神戸マラソンと大阪マラソンは、どちら も5時間50分あまりでした。
今日は5時間10分から15分ぐらいで走れればいいかな。

さすがに16000人あまりの参加者だけあって、ランナーの列が途 切れることはありません。
ゼッケンを見ればスタート・グループが分かりますから、前から落 ちて来た人なのか、後ろから追い上げてきた人なのかは分かりま す。

嵐山から一条山越えをして広沢池に出ます。
この坂越えはかなりきついのですが、まだこのあたりで歩いてい る人はまばらでした。
このあたりで10kmです。早めの補給ということでバーム・ゼリーを 飲みました。
仁和寺の石段の上にそびえる大きな山門のところには10人ぐらい のお坊さんが整列して応援をしてくれていました。

京都マラソンは他の大会とは違って仮装は禁止です。
ときおり帽子にウサギの耳を付けた人が居る程度で、みんな真面 目な服装で走っています。
龍安寺、平野神社とすぎて五山の送り火の左大文字を見ながら 御園橋まで上がります。今度は舟形が見えます。

15kmエイドからは給食があります。バナナをもらいました。
加茂川に出ました。さらに上賀茂神社の北まで上がります。
このあたりでは1km7分前後になっていました。

18kmエイドにあるはずだったチョコレートパンはすでになくなって いました。
楽しみにしていたのに残念。
ここで折り返して今度は加茂川に沿って北山通りまでさがります。

このあたりがちょうど中間点。2時間20分あまりでの通過でした。
北山通りを高野川にぶつかるところまで行って引き返してきます。
このあたりから35kmまでは3kmごとぐらいに給食エイドがありま す。
バナナやオレンジ、、ミニトマト、苺、それにレモン・パン、あんパ ン、クロワッサン、そして生八つ橋やお煎餅などなど。
ついにこのあたりのエイドでの滞在時間を加えると1km8分ぐらい のときが混じるようになってきました。

さて27km地点では京都植物園の中に入ります。
ペア・マラソンではそこで後半の走者にタスキを渡します。
5年前のペア・マラソンでは私が前半を走りましたから、そこまでは 走ったことがあったことになります。

妻たちは植物園の中の広場で応援しているだろうから、そこが近 づいたら元気一杯に走っている様子を見せようと目論んでいまし た。
ところが、植物園に入る手前で、お父さ〜ん!と聞き慣れた声 が・・・。
見ると、妻や次男家族が手を振っていました。
ありゃ、疲れきっているところを見られてしまった・・・。しまったな あ・・・。

植物園を出ると、今度は加茂川の河川敷に降りて、3kmほどは土 道を走ります。
30km地点通過が3時間30分足らずでした。
エイドでの消費時間もありましたが、前半の貯金もあったので、な んとかここまでは1km7分を切るペースで来たことになります。
この後はどうなるかな・・・。

北大路橋や葵橋、今出川大橋の下をくぐり、丸太町大橋で道に上 がります。
瓦町通から烏丸通りまで京都御所の南側を往復して、次に御池 通の京都市役所までさがります。
そこがコースの最も南で、そこからは鴨川に沿って上がります。

京都の町は北から南へ向かってさがっていますから、今度は緩い 上りが続くことになります。
さらに百万遍からは銀閣寺道のかなり強い上りが待っています。
このあたりはよく知っているだけに、あ〜あ、これから銀閣寺まで 上がらなければならないのか、とがっくりします。
コースがよく判ってしまっているのも善し悪しです。

それはともかく、35kmを過ぎて、ひたすら川端通りを上がります。
京都は盆地なので風はあまり強くないのですが、さすがに河原で は北山おろしの風が吹いています。う〜ん、寒いなあ。

京大医学部の西側を走り、何とコースは東一条通に曲がります。
ここは学生時代に暮らした下宿のあったところです。
あのころ通った中華料理屋はなくなっているなあ、麻雀荘もないな あ、と思いながら走っていると、ジイジ!と声がかかりました。
見ると、妻や孫たちがここでも応援してくれていました。ほ〜い、と 手を振って走りすぎます。

百万遍から農学部前を過ぎて銀閣寺までの上りは、さすがに疲れ ました。
でも、そこで折り返せば、後はゴールまで下りだぞと自分に言い聞 かせて、よろよろと走ります。

40km通過が4時間43分ぐらい。
う〜ん、頑張れば5時間切れるかもしれないな。どうだろ、頑張れ るだろうか? よろよろ。

東大路通りの京大正門前、医学部横、大学病院前と過ぎ、41km の最後の給水所ですよという呼びかけ声にも耳を貸さず、よろよ ろ。
なんとかネットでは4時間59分40秒というタイムでゴールしました。
まあ、よく頑張ったわいと自己満足です。

着替えて、迎えに来てくれた妻や次男一家と一緒に嵯峨野にある 温泉に行きました。
サブ・フォーで完走した長男は、明日は仕事だからと、一足早く松 山へ引き上げていったとのことでした。
温泉にゆっくりと浸かっていると身体中の力が抜けていくような心 地よさでした。
湯上がりに飲んだビールの美味しかったことといったら!



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