向かい風が辛かったリバーサイドマラソン大阪 2021


新型コロナ感染が急速に拡大している大阪での大会。
正直なところ、これだけ感染状況が悪化しているのでは止めてお いた方がいいかなとも逡巡した。
しかし2回目のワクチン接種から10日が経っているし、ま、いいか ということで、大阪へ。

御堂筋線あびこ駅から10分ほどの大和川の河川敷が会場。
曇り空で、肌にひやりとする冷たさの風がかなり吹いている。
半袖、短パンにして、手袋ははめることにした。この選択は好かっ た。

30kmの部の参加者は82人と少なめだった。
他に20km、10km、5kmの部があったのだが、全体でも300人余りと いう感じだった。
もちろん出店も何もなく、参加者以外の人はほとんどいなくて閑散 としている。
コロナ禍の真っ最中の大会であるから、やむを得ないだろう。

今回も最後尾からスタート。といっても、参加人数が少ないのでほ とんど一団である。
今回のコースは、まず川下に向かっての2.5kmを往復してこれで 5km、そしてスタート地点をそのまま通り過ぎて川上に向かっての 2.5kmを往復するというもの。
この1往復10kmを3往復するわけだ。

左膝の痛みはかなり軽減してきているものの、完全に取れている わけではない。
ま、無理しなければ完走できるだろうということで、1km7分ペース で走り、3時間半が目標である。

風は川下に向かって吹いている。
そちらに向かっているときは、つい追い風であることを忘れている のだが、折り返した途端に向かい風となって思い知らされる。

最初の折り返しをしてスタート地点に戻ってきた5kmは34分余りだ った。まずまず予定通り。
最初の1往復しての10km通過が1時間8分。まずまずといったとこ ろ。

エイドはスタート地点とコース両端の3カ所。もちろん水分だけの提 供である。
で、エネルギー・タブレット、一口チョコ、エネルギー・ゼリーをポケ ットに入れていた。

12.5kmを過ぎて川上に向かっているときに雨が降りはじめた。
うわあ、嫌だなあ。
おまけに向かい風も激しい。もう寒くて身体が冷え切ってしまうほ ど。
雨は止んでくれるのだろうか。このまま降りがはげしくなるようだっ たら15kmでのリタイアもありか?

幸いなことに10分ほどで雨は止んでくれた。助かった。
しかし17.5kmを過ぎて川下に向かっているときに、また雨が降りは じめた。
20kmで止める? 今回も5分ぐらいで雨は止んでくれた。

10kmから20kmには1時間11分がかかっていた。う〜ん、川上に向 かうときの向かい風が強いからなあ。
3往復目になると、同時スタートだった20kmの部の人はもちろん、 30kmの部の人も次々にゴールしてしまっているので、残っている のはよろよろと走っている者ばかり。
弱者同士の親近感と対抗心ですれちがったりしている。

22.5kmを折り返して、最後の川上へ向かう5kmに向かい始めた途 端に、尋常ではない向かい風の激しさになった。
ちくしょう、どうして折り返した途端に向かい風が強くなるんだ。
吹いてもいいから、絶対に川下へ向かうときには強い追い風が吹 いていてくれよな。そうでなかったら怒るぞ。
休憩を兼ねて歩きながらエネルギー・ゼリーを半分ほど飲む。

最後の折り返しをしてからの川下への2.5kmはまずまずの追い風 だった。好かった。
最後の10kmは1時間9分で、結局3時間27分でゴール。なんとか目 標は達成することが出来た。
あとで調べると、昨秋の30kmのタイムよりも1分遅かった。
しかし今回は最後になってもそれほど辛くならずにすんだ。
やはりゆっくりと走る方が身体への負担はずいぶんと少ないのだ な。

最終的に30kmの部88人中の62位、男子68人中の55位だった。
大部分の人は私より若い人ばかりだろうから、まあ健闘したので はないだろうか。
風にあおられるブルーシートの上でとりあえずの着替えをしてホテ ルに戻り、温かい湯に浸かった。
ああ、生き返ったなあ。



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