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その名も楽しげな東京夢舞マラソンを走ってきた。
この大会の特徴は、一般の鋪道を走る、タイムは気にしない、順
位も気にしない、その気になれば地下鉄など利用してのショート・
カットもOK、などなど。
要するに、マラソン大会といっても競技ではない。
のんびりと東京の街を走って観光しよう、というコンセプト。
距離は一応42.195km、制限時間は一応8時間。
これはゆっくりと楽しめばいいな、と気軽な気持ちで参加してき
た。
スタート、ゴールは東の荒川横の大島小松川公園。
混雑を避けるために、9時15分から50人ずつ1分刻みでスタートす
る。私は9時32分スタートだった。参加者は全部で1000人ぐらい
か。
まずは荒川河川敷をしばらく走ってから、亀戸を経て東京スカイツ
リーの真下へ。
もちろん観光名所では、皆スマホで写真を撮っている。
隅田川を渡って、言問通りを北東へ向かう。鶯谷のあたりで10km
通過。
日暮里をすぎ、旧古河邸の前を通り、王子の飛鳥山公園へ。
もちろん、いたるところで赤信号で停まらなければならない。
それに台風のフェーン現象とかで東京は32度の真夏日だった。暑
い。
そこからは巣鴨に出る。とげ抜き地蔵のあたりなど人混みでは走
るのは禁止で、歩くことになっている。
千石を通って茗荷谷のあたりでちょうど半分ぐらいの距離。
ここにエイドがあったのだが、休憩している人たちの中にはどこか
ら地下鉄に乗ろうかと相談している人もかなりいた。
そうか、この大会は本気でフルを走ろうと考えなくてもいいんだと、
あらためて思わされる。
そろそろお腹もすいてきた。
しかし大会本部からは、エイドには食料は準備していません、コン
ビニなどで自己調達してください、と言われていた。
では、と店の前が少し広くなっているコンビニを見つけて、カップ・
ワンタン麺を食べる。
塩気の効いた汁が美味しい。やはりこれだけ暑いと塩分補給が必
要だ。
春日通りを下ってきて東京ドーム、水道橋、神保町。大手町から
外堀通りを走る。
ここから丸の内を経て銀座に出るまでは、ふたたび走るのは禁止
の区間。
のんびりと歩く。
八丁堀のあたりで30km。そこから月島を経て、なにやら人で混雑
していた豊洲を抜ける。
木場を通って再び荒川に戻ってきて、そこから河川敷をさかのぼ
ってやっとゴール。
結局7時間10分ぐらいかかっていた。
ゆっくりだったので足はまったく痛くないのだが、暑さのせいで体
力はかなり消耗していた。
この大会は毎年コースは変わるとのこと。
来年参加すればまた違った東京の町を走れるわけだ。なかなか
良い考えの大会だなあ。
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