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週末は雨という天気予報が一時は出ていて心配していたのです
が、幸いなことに曇り空でした。
正木山トレイルラン大会。今年もロングの部26.1kmに参加してきま
した。
制限時間は4時間20分で、3つの山を上り下りして、累積標高差
は1000mちょっと。
今年で3回目の参加。
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サントピアという公営施設が大会会場で、スタートして始めの2km
ほどは山里の道を走ります。
半袖シャツでちょうど良い季候で、かすかに吹く風が少しひんやり
としています。
みんな始めから早いなあ。ということで、文字通りの最後尾をのん
びりと走ります。
この大会では最終走者にはボランティア・ランナーがついて走って
くれます。
山の中では、最終走者にアクシデントが起きても誰かが付いてな
いと気づけません。そのための備えなのでしょう。
で、今のところはその最終ランナーであるわけだ、私が(笑)。
そしていよいよ急勾配の山道に入ります。そのころまでには5人ほ
どを抜かしていました。
300mほど上って古代山城の荒平城跡へ。
さらにそこから500mの正木山頂上を目指します。
今日は雨が上がっていたのですが、昨日までは小雨が続いてい
たので、山道はぬかるんでいました。
赤土の斜面では泥が滑って足の踏ん張りが効きません。これは
消耗するなあ。
雨水が流れ落ちたような斜面は1人しか通れない狭さです。
それでも前の人に追いつくと、足音で気づいて道を譲ってくれま
す。
すみません、右側通りま〜す。少しずつ交わしていきます。
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正木山の頂上をすぎると、今度は下り。
泥で滑る滑る。油断をすると尻餅をつきそうになります。
実は私は下りが苦手です。
若い人のようにリズミカルに下りを走り降りることができません。ど
うしてもへっぴり腰になってしまいます。怖い怖い。
少し平らなところまで降りてきて、8km地点で初めてのエイドがあり
ました。
水分補給をして、滴り落ちている汗で失った塩分を梅干しで補い
ます。ついでにバナナもいただいて、と。
さて、ここからは今度は古代山城のあった400mぐらいの鬼の身山
へ。
その頂上で距離は12〜3kmぐらいでしょうか。
上り勾配の加減がありますから、距離だけではなんとも言えない
のですが、時間もちょうど2時間ぐらい。
まあ、こんなものか。
そこからいったん駆け下りて、正木山の裾の方を越えます。
上り坂を歩きながら、持参していたエネルギー・タブレットをがりが
りと食べます
***
18kmぐらいでエイド。また水分補給をして、梅干しを食べて・・・。
ここまで来れば、あとは何とかなるだろうという安堵感となります。
そしてここからの2kmぐらいは舗装された道を駆け下ります。
ここは桜の名所でもある大野街道です。花見に来ている一般の方
がたくさんいます。
次々に走り降りてくるランナーを、この人たちは何をしているん
だ?と眺めて、応援もしてくれます。
道の片側には桜並木が続いていて、去年の大会ではもう散ってし
まっていたのですが、今年はちょうど満開でした。
目を転じると、道の右手は深い谷になっていて、その向こうの山に
は一面の山桜が白く咲いています。これもきれいです。
残り4.6km地点で最後のエイドとなります。
次は沢登り道。谷川の傍らの道をよじ登るのですが、ここも泥で滑
りやすくなっていました。
う〜ん、太股の踏ん張りが効かなくなってきたなあ。
200mぐらい上って、やっとあとは下りを残すばかりとなりました。
道も泥道から砂利道となり、疲れた足でもなんとか走れます。
実は2年前に初めて参加したときは、完走タイムは4時間15分と、
制限の5分前のゴールで私のうしろには5人ぐらいしかいませんで
した。
昨年は4時間3分と、10分あまり短縮して、後ろにも大分の方がい
るようになっていました。
そして今年。こうなれば、なんとか4時間を切れないかな、という秘
かな欲も出てきます(苦笑)。
いやいや、本当にこのペースで最後まで歩かなければ、何とかな
りそうだぞ。
ということで、3時間55分でのゴールでした。
1年ごとの加齢を考えれば、よくやったと自我自賛。
あとでチェックしてみたとところ、私の後ろには60人あまりの方が
いました。うん、よくやった。
参加賞に付いていた無料券でサントピアの大浴場に入り、帰途に
は辛さをきかせた担々麺を食べました。
ぐったりと帰宅しました。
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